令和6年度の診療報酬改定について、以下のポイントがあります1234:
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賃上げ・基本料等の引き上げ:
- 医療従事者の人材確保と賃上げのためのベースアップ評価料により、賃上げを実施。
- 40歳未満勤務医師や事務職員の賃上げと入院料の通則改定に伴う入院基本料の引き上げ。
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医療、介護、障害福祉サービスとのトリプル改定:
- 医療機関と介護保険施設との連携強化。
- かかりつけ医とケアマネとの連携強化。
- 障害者施設における末期癌患者への訪問診療料の算定可能化。
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医療DXの更なる推進:
- マイナ保険証の活用、電子処方箋、電子カルテ情報共有サービスの整備促進。
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ポストコロナの感染症対策の推進:
- 感染対策向上加算の要件として、協定指定医療機関であることを規定。
- 発熱外来に代わる発熱患者等対応加算を新設。
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外来医療の機能分化・強化:
- 特定疾患療養管理料の対象疾患から生活習慣病を除外。
- 療養計画書による同意や診療ガイドラインを参考にすることを要件とした出来高算定。
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質の高い訪問診療・訪問看護の確保:
- 在宅医療におけるICTを用いた医療関係職種と介護関係職種との連携の推進。
- 往診料等の評価の見直し。
- 専門性の高い看護師を配置やサービスの実績に基づく訪問看護管理療養費の見直し。
これらの改定は、効果的で質の高い医療サービスの実現に向けて進められています